訪問診療の開始時期はいつ?知っておきたい訪問診療のはじめ時

 訪問看護ステーションで勤務されている看護師の方から、ご相談をいただきました。

「訪問診療に入っていただけていたら、もっと違ったのに、と思うことがあるんです」

「問題が生じた時に、急遽病院に行くとなると、ご本人も、ご家族も本当に大変になってしまうことがあって…」

「通院できると仰っているけれど、毎回、本当に通院できるか心配なんです…」


 医療現場で、よく聞く言葉

「まだ通院できるから大丈夫」

「もう少し様子を見てから…」

 訪問診療の導入は、多くの方が、ぎりぎりまで考えない選択肢になりがちですが、実際には、

“少し早め”の導入

が、ご本人にもご家族にも大きな安心につながると考えています。

では、どのようなタイミングが適切でしょうか。


■ 通院がご本人にとって負担になってきたとき

・待ち時間や移動が体力的にしんどい

・天候によって受診をためらうことが増えた

・通院後の疲労感で、動けない、食事を摂る元気もない

 このような変化は、訪問診療を検討するサインかと考えています。


■ 病状が進行してきたとき

・がんや慢性疾患が進行している

・医療的な管理(在宅酸素など)が増えてきた

・急変や体調が変化するリスクが高くなっている

 この段階では、定期的に医師が自宅で診療できる体制が重要になります。

 訪問診療では、計画的な診療に加え、緊急時の対応も可能です。


■ 退院後の生活に不安があるとき

 「退院できるけれど、本当に家で大丈夫だろうか?」

 訪問診療を導入することにより、

・退院後すぐに医師の診察が受けられる

・状態変化に早く対応できる

 といった安心感に繋がるよう、サポートさせていただきます。

 入院中の病院から、退院するにあたり、訪問診療の導入についてアドバイスいただくこともあります。

 必要時、退院前にカンファレンスのために、入院中の病院に伺い、退院後の在宅医療を整えていけるよう、一緒に考えさせていただきます。


■ ご本人・ご家族が、病気があっても自宅で過ごしたいと考えたとき

・できるだけ自宅で過ごしたい

・最期まで住み慣れた場所で過ごしたい

 このようなお気持ちがある場合、ご本人の希望に沿った医療や生活のために、訪問診療は大きな支えになると考えています。


■ 早めの導入がもたらすメリット

 訪問診療は「通院できなくなってから」ではなく、通院が少し大変になってきた頃がひとつの目安でもあります。


 れんげ在宅クリニックは、ご本人とご家族にとって最適な訪問診療を導入するタイミングを、実際の場面になると出てくる難しさも共感させていただきながら、一緒に考えさせていただきます。

 「まだ早いかもしれない」と思う段階でも、お気軽にご相談ください。




れんげ在宅クリニック|箕面市・吹田市・池田市・豊中市の訪問診療・在宅医療

内科・呼吸器内科・緩和ケア内科